相輪


五重塔や三重塔の頂上に必ず乗っている、金属の構造物は「相輪」というのだそうです。 では、その相輪は何のために
あるのかと言えば、簡潔に言うと魔除けと安全祈願をひとつにまとめたようなものです。詳しくは下記の様な構造をしています。





仏教発祥の地、インドにおける釈迦の墓が形式化し発展したもので、宝珠はお釈迦様の骨を納める最も大切な部分を表しています。
水煙はとても美しい形ですが、これは火の厄を修める意味を持つそうです。 九輪(宝輪)は五智如来と四菩薩を表しています。





古河パビリオンの遺構「相輪」がある場所は、東大寺大仏殿の隣。 赤で囲った所にあります。





相輪の前の立て札の説明文です。





大仏殿の中にある、東大寺創建当時の模型。七重塔が西塔と東塔と2塔もあり、スケールが桁違いです。
古代人の人間のスケールの大きさを感じます。






2010年4月、東大寺七重塔の東塔の再建プロジェクトが発表されました。完成までに何年かかるかわかりませんが
CGを創った縁もあり、再建された七重塔をぜひ見たいものです。 しかし、この大不況の折、本当に実現するのか?